判定の種類とは|UD・SD・MD(全会一致/スプリット/マジョリティ)の違い

結論:違いは「ジャッジの票の割れ方」
判定(ディシジョン)は、規定ラウンドを終えてどちらもKO・TKO等で決着しなかったとき、通常3人のジャッジの採点で勝者を決める方式だ。3人がどう割れたかで呼び方が変わる。UD(全会一致)=3人全員が同じ選手を支持、SD(スプリット)=2対1で割れる、MD(マジョリティ)=2人が一方の勝ち・残る1人が引き分け、と採点したものを指す。
採点の仕組み(10ポイントマスト方式)
現在の主要ルールは10ポイントマスト方式。各ラウンドで優勢な選手に必ず(マスト)10点を与え、相手は9点以下になる。ダウンを奪う、または一方的に圧倒したラウンドは10-8が基本だ。全ラウンド終了後、ジャッジごとに合計点を出し、各ジャッジが「自分の合計で勝った選手」を1票として投じる。
3種類の判定勝ち
| 表記 | 呼称 | ジャッジ3人の票 |
|---|---|---|
| UD | 全会一致判定(Unanimous Decision) | 3人全員が同じ選手 |
| SD | スプリット判定(Split Decision) | 2人が一方、1人が他方 |
| MD | マジョリティ判定(Majority Decision) | 2人が一方、1人が引き分け |
SDとMDはどちらも「割れた」判定だが、MDは“負けていない”側に引き分け票が入っている点が違う。
引き分け(ドロー)の種類
勝者が出ない引き分けにも種類がある。ユナニマス・ドロー(3人全員が引き分け)、マジョリティ・ドロー(2人が引き分け・1人がどちらかの勝ち)、スプリット・ドロー(票が分かれて多数派が出ない)だ。
結果の読み方
結果表記では「W UD 12」=12回戦の全会一致判定勝ち、「L SD 10」=10回戦のスプリット判定負け、のように書かれる。MMAやキックボクシングでも同じUD/SD/MDの考え方が使われる(採点基準は競技・団体で異なる)。
直近の実例では、2026年7月5日のKICK Insist 27で馬渡亮太がワタナーに判定で敗れ、WMO世界戴冠を逃している。
この用語は格闘技用語・ルール 完全ガイドの一部。ストップ決着はRSC・ドクターストップとは、KOとの違いはTKOとはを参照。各選手の戦績やランキングも判定の積み重ねで動く。
Sources
よくある質問
- UDとSDの違いは?
- UD(全会一致)は3人のジャッジ全員が同じ選手を勝者とした判定、SD(スプリット)は2人が一方・1人が他方を支持した割れた判定です。
- MD(マジョリティ判定)とは?
- 3人のうち2人が同じ選手の勝ち、残る1人が引き分けと採点した判定です。負けた側に勝ち票が入らない点でSDと異なります。
- 判定はどう採点される?
- 10ポイントマスト方式が主流で、優勢な選手に各ラウンド10点、相手は9点以下。ダウンや一方的なラウンドは10-8が基本です。
- 引き分けにも種類がある?
- あります。全員が引き分けのユナニマス・ドロー、2人が引き分けのマジョリティ・ドロー、票が割れて多数派が出ないスプリット・ドローがあります。